熱破壊式と蓄熱式の違い
医療レーザー脱毛には、熱破壊式と蓄熱式の2つのレーザー照射方法があるのをご存じでしょうか。
低価格で提供している医療脱毛クリニックの多くが蓄熱式のレーザー機器を採用しています。
今回は当院で採用している熱破壊式のレーザー機器と、蓄熱式のレーザー機器の違いについて、解説したいと思います。
ぜひ最後まで読んで、自分に合ったレーザー機器を選んでくださいね。
熱破壊式のレーザー機器の特徴
熱破壊式の大きな特徴としては、高出力のレーザー照射という点です。
この高出力のレーザー照射をすることによって、エステサロンで提供されている光脱毛や、蓄熱式では届かない発毛組織(毛乳頭や毛母細胞)までレーザーを当て、破壊することで短期間かつ脱毛効果の高い施術が可能となっています。
【毛の仕組み画像①】
※熱破壊式は、皮膚表面に近いバルジ領域はもちろん発毛組織(毛乳頭や毛母細胞)を破壊
熱破壊式レーザーの場合、施術後1週間ほどで毛が抜け始め、光脱毛や蓄熱式レーザー脱毛のように何度もクリニックに通う必要がなく永久脱毛ができます。
【ワキ脱毛のビフォーアフター画像】
ただ、高い脱毛効果を得られる一方、光脱毛や蓄熱式に比べて痛みがあるのが事実です。痛みがあるといっても部位によって感じ方は様々です。また痛みの程度としては、輪ゴムではじかれたようなパチンとする痛みがあります。
蓄熱式のレーザー機器の特徴
蓄熱式の大きな特徴としては、痛みが少ないという点です。
低出力のレーザー照射となっているため、連続照射をして熱を照射箇所に蓄えることで発毛指令を出すバルジ領域と呼ばれるところを破壊します。これにより新たな毛が生えにくくなるという仕組みです。
【毛の仕組み画像】
※蓄熱式はバルジ領域を破壊し、発毛組織である毛乳頭や毛母細胞は破壊できません。
しかし、バルジ領域は毛乳頭や、毛母細胞より皮膚表面近くにあるため、発毛組織である毛乳頭や毛母細胞は破壊することができません。そのため、熱破壊式ほどの即効性はないため脱毛効果を実感しにくく、何度も通院する必要があります。
また、蓄熱式は機械や施術方法(連続照射し熱を蓄える方法)の性質上、スタッフの技術力によって結果に差が出やすいものでもあります。
熱破壊式と蓄熱式比較表
ここまで、熱破壊式と蓄熱式の違いについて話しましたが、以下に熱破壊式と蓄熱式のまとめ一覧を作成しましたので、ご参考ください。
|
熱破壊式(アレキサンドライトレーザー) |
熱破壊式(ヤグレーザー) |
蓄熱式 |
施術時間 |
短時間 |
短時間 |
短時間 |
平均施術回数 |
6回 |
6回 |
8回以上 |
痛み |
△ |
× |
〇 |
濃い毛 |
◎ |
◎ |
△ |
産毛 |
△ |
〇 |
△ |
日焼け肌 |
× |
◎ |
△ |
即効性 |
◎ |
〇 |
△ |
熱破壊式がおすすめな人
- 濃く太い毛に悩んでいる方
- 結果重視の方
- 痛みに強い方
- 短い期間で脱毛を終わらせたい方
蓄熱式がおすすめな人
- 痛みに弱い方
- 時間に余裕のある方
当クリニックで使用しているレーザー脱毛機器の種類
メディカル美容クリニック福岡は、熱破壊式レーザー脱毛専門クリニックとして開院当初からこだわりを持ち施術を行ってきました。
お客様に安定した脱毛効果を提供し、満足していただきたいという想いから熱破壊式レーザーを採用いたしました。
メディカル美容クリニック福岡では下記の熱破壊式レーザー脱毛機器を使用しています。
- ジェントルマックスプロ
- ジェントルレーズプロ
- ジェントルヤグ
それぞれの特徴は次回の記事で詳しく解説いたしますので、合わせてご参考ください。
メディカル美容クリニック福岡では、お客様の肌質やご要望に沿って適切なレーザー機器を使用して施術を行います。また、生涯メンテナンス制度も用意しておりますので、ご安心してお気軽にご相談くださいませ。