医療脱毛にはどんなリスクがある?〜硬毛化〜
医療脱毛は信頼性の高い方法ですが、リスクを完全に排除することはできません。たとえば、体質や施術の部位によって「硬毛化」とよばれる症状が起こるケースも存在します。硬毛化とは何か、主な症状や対処法について詳しく解説しましょう。
硬毛化とは
硬毛化とはその名の通り、細く柔らかかった体毛が、太く硬い体毛に生え変わってしまうものです。
医療脱毛では出力の高いレーザーを照射し、毛根へダメージを与えることで永久脱毛効果を得ますが、体毛の状態によっても適切なレーザーの種類は異なります。条件の合わないレーザーを照射してしまうと、細く柔らかい体毛に対し刺激を与えてしまうことがあるのです。
硬毛化の症状
硬毛化の基本的な症状としては、上記で挙げたとおり太く硬い体毛に生え変わってしまうというものです。
医療脱毛では体毛の成長サイクルに合わせ、複数回にわたって施術を繰り返すのが一般的ですが、施術期間の最中に硬毛化の症状が現れるケースがほとんどです。多くの場合、施術回数を重ねることによって体毛の量が減っていきますが、2〜3回程度の施術を終えたタイミングで一部の体毛が硬毛化していくことがあります。
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硬毛化の対処法
硬毛化の症状が現れた場合、レーザーの出力を調節したり、照射法を変更したりといった対処が求められます。ただし、上記でも紹介したとおり、硬毛化の症状には個人差があるため施術の回数を重ねるごとに症状が進行するケースもあります。
硬毛化の症状が強く、体毛が以前に比べて太くなってしまった場合には、毛根が皮下組織まで成長している可能性も否定できません。このような場合には、レーザーの波長が長く深部までアプローチ可能なヤグレーザー脱毛に切り替えて施術を行う必要があります。
脱毛による硬毛化を防ぐためには
そもそもなぜ硬毛化が発生するのか、明確なメカニズムは解明されておらず、医療脱毛とはいえ完全にリスクを排除することは難しいでしょう。ただし、硬毛化が発生しやすい条件がいくつか存在し、それらに当てはまらない場合には硬毛化のリスクは低いのも事実です。
できるだけ硬毛化のリスクを抑えるためには、医療脱毛の症例が豊富でさまざまな知見のあるクリニックを選ぶことが重要です。施術に入る前に適切なカウンセリングを行い、硬毛化も含めて医療脱毛のリスクを詳しく説明してくれるクリニックは信頼性が高いといえるでしょう。