医療脱毛にはどんなリスクがある?〜増毛化〜
医療脱毛における代表的なリスクとして、硬毛化と並んで多いのが「増毛化」とよばれるものです。今回は、増毛化とはどのような症状なのか、対処法や増毛化の予防に有効な方法も含めて解説します。
増毛化とは
増毛化とは、レーザー脱毛の施術を行うことで体毛の量が増えてしまうことを指します。
医療脱毛の基本的な仕組みは、レーザーを照射し毛根を死滅させるというものですが、照射するレーザーが体質や体毛の状態に合わない場合、脱毛効果が得られないばかりか悪化してしまうケースもあるのです。
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増毛化の症状
増毛化の基本的な症状は、上記で紹介したとおり体毛の量が増えるといったものであり、硬毛化と同様に施術期間の最中に症状が現れるケースが少なくありません。一般的にレーザー脱毛を繰り返すごとに体毛は細く薄くなり、全体的な量も減っていくことがほとんどですが、体質によって増毛化の症状が現れる場合もあります。
ただし、レーザー脱毛を行ったからといってすべての人に増毛化の症状が現れるものではなく、症状が現れたとしても増える体毛の量や範囲は人それぞれです。増毛化の症状が現れやすい部位としては、硬毛化と同様に背中や肩、うなじ、もみあげなどが挙げられます。
増毛化の対処法
万が一増毛化の症状が現れた場合でも、継続的にレーザーを照射し続けることで症状が緩和され、永久脱毛が可能となるケースが多いです。医療脱毛では、クリニックによって施術回数に応じた料金プランが設定されていることが多いですが、増毛化の症状が現れた場合には所定の回数で効果が得られず、施術回数を追加しなければならないこともあるでしょう。
また、増毛化によって増えた体毛の性質によってもレーザーを使い分ける必要があります。たとえば、太く硬い体毛が生え変わってきた場合にはアレキサンドライトレーザーが適している一方で、産毛のような細い体毛が増えてきた場合にはヤグレーザーによる施術が適しています。
脱毛による増毛化を防ぐためには
硬毛化と同様、増毛化についても発生するメカニズムが解明されていないのが現状です。そのため、増毛化のリスクを完全に取り除くことは難しく、施術をしてみなければ症状が現れるか分かりません。